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古浦海水浴場より江角岬を望む

古浦海水浴場より江角岬を望む

明治18年元陸軍軍医総監、松本順は国内を巡遊して地方病の調査に併せて海水浴の効用を解いて回った。
明治21年には松江を訪れている。

診察の傍ら、海水浴場の好適地を調査して回った。

杵築海水浴場(出雲)・美保関海水浴場・江角海水浴場・古浦海水浴場などが、21年から22年に掛けてオープンした。

明治末ごろの古浦の絵葉書であり、「江角」とは現在の恵曇のことである。
海水浴客の衣装など当時の風俗がよく分かる。

明治41年島根県遊覧案内に恵曇海水浴場についての記述がある。
佐太川の河口を恵曇湾といい、その西端を古浦海水浴場とし、東隅を江角海水浴場とす。
いずれも夏季の避暑に適す。松江より三里あまり、和船の便あり。

【年代】 明治40年〜大正初期 【発行】 今岡商店発行 絵葉書用ガラス乾板