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東宮殿下嫁が島御座船の景

東宮殿下嫁が島御座船の景

明治40年5月25日、宍道湖御遊覧のため、東宮殿下(後の大正天皇)は午後2時に城山御旅館(興雲閣)を御召馬車にて御出門あらせられた。

順路は縣庁前御通過、内中原交融橋を渡り小片原・中原字土手を通り天倫寺鼻に到着された。

天倫寺鼻の新設桟橋には緑門(アーチ)を作り日章旗を交叉、御座舟には宮内庁貴顕用の美麗なる椅子・テーブルが用意されていた。

松永知事・福岡市長・松平伯爵などと共に乗り出され、嫁が島に御上陸された。

この絵葉書は、嫁が島に日章旗が立てられ、東宮殿下をお迎えする写真である。
東宮は写真機を取られ、御座舟などの風光をお撮りになった。

【年代】 明治40年5月25日 【発行】 今岡商店発行 絵葉書用ガラス乾板