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宍道湖の夕暮れ(名産白魚の漁)

宍道湖の夕暮れ(名産白魚の漁)

白魚はシラウオ科の小さな魚で、生れた時は透明、死ぬと白い色に変わります。

宍道湖の白魚は、12月から翌年6月に掛けて宍道湖の西南部で産卵し、稚魚は中海の入り口部分まで広がります。
この白魚は、吸物・寿司・フライ・卵とじなど何にしてもおいしい魚で宍道湖七珍の一つです。

漁の方法はアマサギ漁と同じく刺し網と四手網を使います。
昔は松江大橋から籠の鼻付近にかけて、四手網に舟が何艘も並び、キラキラと陽に映えながら水からあげられる光景は、早春の宍道湖になくてはならない風物詩でした。

この絵葉書は、袖師ヶ浦付近での四手網漁である。

【年代】 明治33年〜39年  【発行】 今岡商店発行